1. SNSに振り回されている
6. 分析レポートの必要性
SNSに振り回されている
Instagram投稿代行をご依頼いただく前に金野様にヒアリングした時は、金野線はSNS投稿をどう続けたらよいのか迷い、焦っていらっしゃいました。以前の金野さんのInstagram投稿は、整理収納サービスのお客様の事、お手伝いいただける方々の事、家族のことなどを載せていて、リーチもそれなりにあり、いいねやコメントもたくさん入っていて、パワーを感じられました。
金野さんにその当時のことを伺うと、「コメントもたくさん入り、コメントのお返しや、いいねのお返しと大変だったのですが、やりがいを感じていました」とおっしゃっていました。そのはずなのですが、仕事が終わったあとも家事をやりながら、家族とすごしながらもInstagramのいいね返しや、コメント返しで必死になっている自分にふと疑問を持ちペースダウンしたそうです。
そして、いざ投稿を再開しようとすると、以前と違う運用方針を模索すれどその正解がわからず、それでもSNS投稿を続けないと忘れられてしまうと感じて焦り、苦し紛れに投稿をしている状態でした。
その苦し紛れが投稿から感じ取られたことも事実です。
苦し紛れの投稿からターゲットが好む投稿を効率的に運用する仕組み作り
1枚の画像に情報がいくつかあって、それが何を訴求したいのかが伝わりづらく感じました。
せっかく、ビフォーアフターの写真があって、投稿ネタも十分あるのにもったいなく、キャプションには、金野さん自身が「伝えたい」ことがあれこれあって、Instagramを見ている人が欲しい情報までたどり着いていない印象でした。
写真がある、掲載許可もいただいた、早くアップしなくちゃ!と慌てて思いつくことをちりばめた投稿で、それでも、ここまでやるために時間はそれなりに使っていることも想像できますし、せっかく時間を使うなら、まずは効率よく金野さんの頭の中を整理し、ターゲットが好む投稿にし、必要な情報と必要でない情報を取捨選択できる仕組みづくりを作ることを当社の目標と定めました。
金野さん自身も「時間」をとても気にされる方で、せっかく掲載を許可してくれたお客様に応え早く記事にしたいという思いが強いのが印象的でした。
ただ、SNSを運用する目的は多くの方に見ていただいてサービスを利用していただきたいという周知、集客というところを金野さん自身が見誤らないようにすることがまず最初のステップというところは間違いありません。
運用代行する当社との思いの相違が後になって露見するなんてことがないようまずは、そもそも整理収納サービス☆スッキラリのSNSって何のために誰のためにやるのだっけ?を整理しました。
現状の数値、過去の数値を参考に今後の運用企画書を作成し、運用が始まっても原点に立ち戻ることができるようにしました。
もちろん、サポートを進めていく中で変更は出てきますが、運用企画書はクライアント様と、弊社の頭の中が違っていないよね?ということの確認作業であり、例えば運用目的を定めないと、私はリーチを基軸に運用状況を判断しているのに対し、クライアント様はフォロワー数や、いいねの数でよしあしを判断してしまう可能性が出てきます。これは、金野様がという意味ではなく多くの方がSNSの運用成果を見る指標をよく理解できていない現状があります。
フォロワー数が多い=成果があるのか
いいねをもらっている人たちは本当にそれで大丈夫なのか
ありがたいありがたいフォロワーさんからのいいねです。
そこは、本当に感謝しかないんです。
されど、SNSを運用する目的がそれで見失っていないかというところは重要ポイントなのです。
運用企画書でSNS運用の目的やターゲットを確認し、今後の運用方針はこんな感じで行きますよというところをご説明し納得いただきいよいよ投稿代行をスタートしていきます。
既存のフォロワーさんも大切にしたい
運用企画書で共通理解を確認し、いよいよ投稿になるのですが、今回はInstagram。クリエイティブ(画像)が必要です。
金野さんの場合すでにフォロワーが3000を超すアカウントです。そして毎投稿のたびにいいねやコメントもたくさんついています。このフォロワーさんたちも今までの金野さんを応援してしてくれた大切な方々のはずです。
この人たちに嫌われる投稿になることは避けたい。
イメージの一新を最初に行うことにしていたので、まずは同業者のアカウントのリサーチを行いどんな投稿が好まれているのかを分析しました。
業界特有の流行というのは確かにあって、あえてそこを外すこともできますが、ユーザーが好む要因というのは必ずあるので、逆らうよりも流れに乗っかる方が手っ取り早くその方面の情報を得たいユーザーに届くのではないか?という仮説を立てました。
最初のデザイン方針は「ザ一新!」だったのですが、テイストをInstagramチックに変更し、金野さんの強い要望であるビフォーアフターを強調するデザインを何パターンか作り、決定しました。
デザイン変更を定着させるために今までの投稿をデザイン変更し再投稿し、1日3投稿のペースでプロフィール画面でのぱっと見のイメージ変更を行いました。
ところが、ビフォーアフターの画像が思ったより小さく目立たなかったため、本投稿を始める前にデザインを検討。
まずは、世界観が変わった金野さんのフィードを既存のフォロワーさんがどう反応するか?に注目して、ほぼ増減なしを確認し安心しました。
Instagramらしい世界観を作ることもさながら、「広告チックだよね」と思われないように気をつけながらも、投稿が流れてきた時に「あ、金野さんの投稿だ!」と気が付くために投稿カテゴリーが違っても、印象は変わらない配慮を工夫しました。
まるっきりお任せは気になる
SNS代行というと、丸投げして投稿してもらえるというサービスも世の中にあるかもしれませんが、ただ、自社のコンテンツは代行屋はわからないわけです。なのでコンテンツの素となるネタを代行屋に伝えないとSNS投稿にならないのです。
そうでないとおかしいと私は思っています。
ではネタをどうやって私たち代行屋に伝えるかということなのですが、その前に多くの方々はネタを形にするのが下手です。
もっと言うならば、そこら中にあるネタに目もくれず、自分の思いだとか、こだわりだとか、売りたい商品・サービスの特徴だとか一方通行のコンテンツばかりが頭にはびこっています。
ユーザーさんが何を知りたいか、興味があるかというところが抜け落ちているのです。
弊社がまずやることは、軸を見失わないように運用企画書を作り、ネタコンテンツをヒアリングしやすい環境を作ることを心がけています。
金野さんの場合、以前の投稿から30投稿分イメージ変更して再投稿するところは、以前の投稿があるので私の方でそこから必要なものを取り出して形にしました。ところが、もともと自身の投稿なはずなのに、一旦人の手に渡ると「客観的」な目で改めて見ることになり、気になるところが目に付くようになります。これはだれしもが起こることです。
そして、あーしてほしい、これはこうではないか?と注文がどんどん出てきます。
このご要望を受け止めながらも、運用方針からズレていかないか、ブレていかないか確認しお伝えしたり、説明したり、訂正したり、修正したりしていくうちに金野さん自身も運用目的やターゲットが刷り込まれていき、理解が深まっていきました。
今ブレてきたな。かんちがいしてるな。どうしてそうしたいと思ったのかな。
弊社担当者の中で起こる違和感を見逃さず、小さな違和感も金野さんにお伝えし、できればZoomで面談の機会を作りすり合わせてコミュニケーションをとる努力をします。
「こんなはずじゃなかった」「せっかくここまで作ったのに」なんていう行き違いは両者不幸です。
投稿ができないと勘違いしているだけ
金野さんは「SNS代行をお願いした」のだから、さぞかし自分の仕事がなくなると思ったはずです。
ところが、ふたを開けてみたら、もしかしたら以前よりSNSの優先順位が上がって関わっている時間が増えたと思っているかと思います。
案の定「思ったより大変で」とおっしゃってました。
まあ、何事もやり始め、初動は手間暇がかかるのでしんどく感じるのは仕方がありません。
金野さんもネタを私に伝えるのが大変ですし、私はそれを試行錯誤しながら形にするのが大変なのです。
今これを書いている最中もまだ開始3か月のところなので、もう少ししたらきっと落ち着くだろうでもまだまだ。というところです。
SNS代行はクライアントと代行屋のチームワークが必要です。
投稿分から投稿スケジュールまでうちにまかせてください!という代行屋さんもいるかもしれませんが、丸投げしてしまうとSNS自体への興味がなくなりその発信が有益な発信となっているのかさえどうでもよくなる可能性もあります。
大手の企業のように組織の中に広報部がしっかりとあって、広告予算が年間で決まっていて、マーケティングもわかっている人たちがいるうえでの丸投げSNS投稿と、中小企業や、個人事業主のSNS投稿と代行屋がやることは一緒なのです。
要は、SNS投稿を代わりに投稿しますよ。でも、コンテンツは提供してくださいね。
ということなのです。
考えてみれば当たり前なんですが、そこを理解していない人は多いのです。
なんでもいいし投稿しといてよ。
といっても、なんでもよいわけがないでしょ?みなさんは。
みなさんが困っている本当のところは、投稿ができない」のではなく、「投稿内容を精査できない」ということなのです。
頭の中の交通整理をしてくれる人に依存する。
そう思っていると、SNS代行業者の選定を間違えないんじゃないかと思います。
分析レポートの必要性
投稿を計画的に継続的に行うことは、SNSのどのメディアでも重要なポイントです。
1か月に1回くらいの投稿をしていて「SNSやってます」にはなりません。
そして、運用企画書通りに進んでいるのか、軌道修正が必要なのかを図るのが「分析レポート」となります。
弊社では代行を開始の月からさかのぼって半年、必要な場合は1年前のインサイト(アナリティクス)のKPI指標にしている数値や注視したい数値をまとめています。右肩上がりに伸びるとは限らないので、上がった、下がった原因を毎月毎に分析しクライアントに報告しています。
金野さんにも本投稿を開始したのが8月中旬だったので8月から分析レポートを作成して共有しています。
このレポートをもう少し先に振り返って、努力した日々を思い出していただけると嬉しいです。
現場での感動を早く伝えたい
弊社に任せていただいてから3か月が過ぎ、金野さんのお仕事もお忙しくなってきました。仕事が忙しくなるということは、事例が増えるということなので投稿が追い付かない!どうしよう!!とおっしゃっています。
金野さんの心配は現場での感動が日が経つにつれ忘れてしまうんじゃないか。ということでした。
なので、投稿表の使い方を再度ご説明し、金野さんが忘れたくないことはどんどん入力してもらい、例えば「お客様の声」のように数日待たないといけないところは待って「お客様の声」をいただいたら完成させ投稿していこうとお話させていただきました。
SNS運用での心配ポイントは人それぞれです。(本当は数パターンなのですが)
運用者の心配ポイントが何なのかを見つけその課題を取り除いて安心してSNS運用していただくことが弊社の願いです。
SNSは世の中に気づいてもらう絶好の手段です。
活用しないのはもったいないと思います。
ただ、なんとなくやっていては時間の無駄ですし、成果は出づらいというよりも、成果が出ているのかどうかもわからないはずです。
フォロワー数や、いいねの数だけで一喜一憂するのではなく、情報を届けたい人に届くようにしましょう。
金野さんのサポートはしばらく続きます。
ぜひ、金野さんのアカウントを応援してあげてください。
特に働きながら子育てをかんばっているワーママに有益な整理収納例を見ることができます。
金野 美保(かねのみほ)✨整理収納アドバイザー✨片付けならスッキラリ✨石川県金沢市
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